エイリアン(ビックチャップ)
SFホラーの金字塔『エイリアン』!
R.H.ギーガーデザインのこの恐怖の宇宙生物に、一体どれだけの人間が衝撃を受け、その多大な影響を受けたか!
勿論私も例外ではなく、これもまた私がMonsterフリークとなる切っ掛けとなった存在の一つであり、また最も愛すべきクリーチャーの一つである。
映画の公開は1979年であるが、私のファーストコンタクトは1982年、テレビの洋画劇場番組での放映時。
当時小学生低学年であった私には、あまりにも衝撃的であり、闇の中で僅かに見え隠れするする「エイリアン」の姿から、目を離すことが出来なかった。
それまで父親が見ている横で漫然と見ているだけだった外国映画のテレビ放送(とりわけSF・ホラー等人間外の生物が出てくる物)を、自分の意志でのめり込む様に観る様になった切っ掛けとなった作品である。
この映画もシリーズ化され4作品までつくられ、さらには亜流ともいうべき「エイリアンVSプレデター」まで制作(これの2が2007年12月21日に全米公開予定)されており、様々な形態のエイリアンが登場している。
その全てが愛すべき存在であり、もう、いっそのこと全て集めて野山を共に駆け回りたいくらいなのだが、スタート直後5秒程で肉塊に変えられ美味しく頂かれそうなのでここはぐっと我慢の子。
とは言え、私にとって「エイリアン」と言えば、やはり一作目に登場した「ビックチャップ」と呼ばれている固体。
ビックチャップとは「大きな頭部」という意味であり、その後ろに伸びた頭部は、非常に画期的なフォルムであり、これ以後登場する様々なクリーチャーに影響を与えていることは明白であろう。
H.R.ギーガーがデザインし、また直接その原型をつくり、監督リドリー・スコットによって命を吹き込まれた「エイリアン」ビックチャップは、人の形をしており、人が中に入って動かしているにもかかわらず、獰猛なクリーチャーであり、また冷徹な機械のようであり、見事に「恐怖の象徴」たり得る存在となっている。
余談であるが、「ビックチャップ」の次には、結構悪評を効く「エイリアン3」のドッグエイリアンが好きだったりする。
嗚呼、彼ら12頭立て位の犬ぞりに乗って縦横無尽に走りまわれたら……いったいどんな阿鼻叫喚の風景に(恍惚)
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